登りについて

パワーウォークは一歩ごとに踏み込む力が大きく、主なエネルギー源として筋肉に貯蔵された筋グリコーゲンを使用する。細かく刻むよりも心臓への負担が少ない。ただし、筋グリコーゲンが枯渇すると出力が大きく低下する。

小股で刻んで登ると一歩ごとの力が小さくなり、脂肪のエネルギー利用比率が高まる。筋グリコーゲンの利用が減り、より長時間活動出来る。ただし、脂肪を燃やすためにより多くの酸素を必要とするため、心臓への負担が大きい。

どちらかに偏り過ぎても駄目。色んな走りを試して自分に合った走りを把握しておくこと。

馬返し~五合目はパワーウォークをしないようにして(そもそも傾斜が緩いので必要ない)ピッチを意識して走り、五合目以降傾斜がキツくなってからパワーウォークを織り交ぜながら登ると良いだろう。

何よりも大切なのは自分の状態に常にフォーカスし、スピードやリズム、ストライドを柔軟に調節すること。その時々の傾斜や路面に最適な走りを瞬時に切り替えてロスを最小限にする。

登りでは絶対にオーバーペースを避けなければならない。潰れてしまったら回復する見込みは無いだろう。